企業インターン体験
2010.11.5

発表会の2日目。今日は3チームが発表します。


大塚製薬の「上田JAPAN」チームからスタート。
「大塚製薬は最初のイメージを大切にするので、安易にパッケージを変えることはない」と伝えるなど、会社のことをよく調べていました。その上で、2度目のアンケートを実施してオロナインH軟膏の認知度を確認し、中高生が使いやすいスティックタイプや、ファンデーションを見て思いついたコンパクト型にすることを提案。
「普段の何気ない生活が開発につながるのだと思った。だからこそ、消費者の意見が重要なのだと思った」と締めくくって終了しました。


2番目は日清食品の「USAVITCH」チーム。
「街にはゴミがあふれていて、以前から何とかしたいと思っていた」と、カップ自体も食べられるカップヌードルを提案。夢物語ではなく実現できる裏付けとして、澱粉でつくられた“食べられる紙”がアメリカで発明されていることを調べ、それを採用することを伝えました。


最後は日清食品の「DOLL」チーム。
昨日、「本気になろう!」と放課後19時頃まで残ってやっていたとのこと。
イクラという高価な食物を食卓でも手軽に味わってほしいという想いで、イクラのレシピを4種類紹介。


最後までとてもよくがんばっていましたが、チームとしては消化不良に終わってしまったようで、発表後は、「もうちょっと前からがんばればよかった」と悔しがっていました。


3つのチームの発表が終わり、いよいよグランプリの選出。
多数決の結果、栄えあるグランプリは、大塚製薬の「ぼんぼんず」チームに決定しました。
「ぼんぼんず」のリーダーは、人間ドキュメンタリーでもグランプリに選ばれての2冠。「楽しくやった結果だと思います。ありがとうございます!」と、受賞の喜びを伝えていました。


「チームでの取り組みに苦労した」「自分の意見を他の人に伝えるということがこれほど難しいのかとよくわかった」「ひとりではできないことも、チームでなら成し遂げることができるとわかってよかった」などなど、発表後にはたくさんの感想が。
終わった安堵からか、教室は開放感でいっぱいでした。


先生はこれまでの取り組みを振り返って、「まとめる力がすごくついてきている。チームによって力の差はあるけど、みんながやりきれるようになった。大きな進化を感じます」と感慨深そうにおっしゃっていました。

経験したことを確実に自分の力にして、みんなでやり遂げた自信が輝いていました。