論文執筆
2012.1.10

2年目の取り組みとなった『論文ワーク』の初めての授業。

図書室に1年生17名が集合しました。
中学3年生の時に『企業インターンワーク』に取り組んだ生徒もいます。
「今日から新しいワークをはじめます」
先生がワークブックを配ると、「論文なのにチームでやるんだ!」「最後には1人で論文を書くの?」と質問が飛び交い、ワクワクした雰囲気が伝わってきます。

ワークブックの最初にある“はじめに”を順に読み上げて、ワークの目的をみんなで確認しました。

「メールは一日にどのくらい打ったことある?」という先生の問いに、「20通ぐらい」「最高で100通打ったことがある!」といった答えがすぐに返ってきます。

そして、メールを打つときには読みやすくするために改行をしたり、いろいろな工夫をしていることをみんなで話し合いました。

「論文もメールも、自分の言いたいことを相手に届くように伝えるという点では一緒ですね」と先生。
続くチームづくりは、好きな人同士で組むことにして、ジャンケンもしながらスムーズに決まりました。
チームリーダー、サブリーダー、チーム名を決める最初の話し合いでは、アイドルグループの名前をもじった「TNK48」チームや、中学から一緒のメンバーなので、中学から高校に上がる生徒たちを“本中”と呼ぶのにちなんで「TEAM本中」と名付けたり、いろいろと話し合ってしっかり考えたいというチームもありました。
それぞれのチームリーダーが、チーム名の由来や意気込みを発表し、クラス中が盛り上がりました。

次はアイスブレイク。
「なくなったら困る好きなもの」についてチームで話し合いました。
「食べることが好き」という生徒は、「そのことは神様の贈り物である」と結んでいました。
「アニメがきっかけで毛利元就が好きになった」という生徒は、「なんで好きになったの?」とチームメイトに聞かれ、恥ずかしそうに、でもとても楽しそうに理由を話していました。

他にも、「睡眠」「クレヨンしんちゃん」「シューアイス」など、好きなものは人それぞれです。 どのチームもとても楽しそうに、話し合った感想をびっしりとワークブックに書き込んでいました。
「好きな映画のタイトルを忘れたのでさっそく調べたい」という声が上がるなど、好きなことに対するみんなのモチベーションの高さで教室が活気づいていました。

「次回は、トークメモをもとにさらに話してもらいます」と先生から伝えられると、「私が調べないといけないことはこれやな」とメモを書き込み、自発的に次回の準備を進める生徒も。
チャイムが鳴って教室を出た後も、「自分の好きなこと」についてクラスメイトと話している生徒が多く、それぞれに「伝えたい」という気持ちで活き活きしている様子がとても印象的でした。