今日は、これまで取り組んできた「論文」の発表会です。
1年生の3クラスが、2つの部屋に分かれて発表します。
パソコン教室には17名が集合。
くじびきで順番を決めて、「なくなったら困る好きなこと・もの」というテーマで書き上げた論文を一人ずつ読み上げていきます。
トップバッターの生徒の論文タイトルは、「食べること」。
そのことだけでクラスは大盛り上がりです。
「食べることが好きだ」という主張からはじまり、「食べることはとても大切なことで、脳を活性化させる。自分にとっても、特別な時に大勢で食べる焼き肉は格別」と伝え、最後には、「食べるために生きているのではない、生きるために食べるのだ」とまとめ、クラスメイトから「かっこいい!」と拍手が起こっていました。
また、「寝ることが好き」という生徒は、「寝ることは人間にとって欠かせないものであり、授業中に寝ることよりも、ちゃんと夜11時に寝ることで体がすっきりする」と伝えていました。
「都市伝説」が好きだという生徒は、「アンパンマンのジャムおじさんとバイキンマンは裏で通じ合っているという都市伝説がある」と読み手の興味を引くエピソードからスタート。
他にもいくつかの例を挙げて文章を展開したあと、「都市伝説が受け入れられる要素として、オチがよくできている、本当っぽい、事実が少しだけある、聞いて人に言いたくなるということがある。そういう要素があるからこそ拡がるのだ」としっかりと考察していました。
その他、「イタリア」の魅力を論文にした生徒、「クラスメイトの友人」について書いてクラス中を笑いの渦に巻き込んだ生徒、下積みの苦労を耐えてのし上がった歌手の「倖田來未」に感動したと伝える生徒と、題材は様々。
どの生徒の論文も、「自分がこれを伝えたい」という熱を持ちつつ、論理性もあり、なぜ魅かれるのかについての考察も書かれていたことに先生も驚かれていました。
37名のクラスは、図書室で発表。
「関ジャニ∞」が好きな生徒、「EXILE」が好きな生徒、「嵐」が好きな生徒と、テレビで活躍するアイドルが好きだという生徒がたくさんいました。
各自の論文には、そのアイドルたちのどこが好きかということが明確に語られ、人気の秘密もしっかりと考察されています。
また、その多くが、「落ち込んだ時に元気をもらった」と伝えていました。
「テニスの王子様のミュージカル」や「スターバックスコーヒー」についての論文は、発表後にクラスメイトからいろいろな質問が出て、しばらくその話題で盛り上りました。
全員の発表が終わったあと、みんなの発表に刺激を受け、「新たなテーマで書き直して明日提出したい」と先生に申し出る生徒もいました。
「自分自身が何が好きかを伝えるのは照れくさそうでしたが、伝えた後みんなとてもいい表情をしていました。本当にいい取り組みになりました」と担当された先生。
発表を見にこられた先生方は、どれもしっかりと論文になっていたこと、さらにそれぞれの発表にみんなが興味を持って真剣に聞いていたことに感心されていました。
REPORTED by TWICE PLAN