企業インターン体験
2010.10.7

今日は来週のリハーサルを控えて、プレゼンの組み立ての大詰めです。

先生によると、まだどのチームもアイディアが固まらず、ここ2週間ほどは停滞していたとのこと。本格的な指令に、何から手をつければいいのか多くのチームが悩んでいました。


最初に先生が、今日やることの確認をします。
スクリーンに、「指令をちゃんと把握していますか?」「役割分担はできていますか?」と映し出され、先生が生徒たちに、「このことを確認した上で進めてくださいね」と声をかけます。

生徒たちはリハーサルが目前なことにあらためて気づき、「今日は仕上げよう!」とこれまでの停滞が嘘のように集中して取り組んでいます。
いつもはバラバラだったチームも、力を合わせて役割分担して進めていました。

アイディアを固めるため自発的に輪になって話し合っているチーム、何とかいいアイディアにたどり着こうと全員で頭をひねっているチームもありました。


オロナインH軟膏のデザインをかわいくしよう、使いやすくしようと考えていたチームでは、「筆ペンみたいなのにしたらええねん」とひとりがぽつりと言ったことに、「それいいやん!」とチームで盛り上がり、「筆ペンタイプの塗り薬だと化粧品感覚やし、持ち運びしやすい。中高生ならペンケースに入れておけばいい!」とそこから一気にチームのテンションが上がって、デザインのイラストを描くなど、授業が終わっても残って取り組んでいました。

「オロナインって、知ってみると意外といろいろ役に立つことがわかった。みんな知ればいいと思った」ということで宣伝に力を入れようと方針を固め、どういう宣伝にすればいいかを熱心に話し合うチームも。


日清食品チームは、カップヌードルのカップの利用方法を、「どんなアイディアでもとにかく出してみよう!」とブレストをしていました。器だけでなく、植木鉢、カップでタニシを飼う、楽器にする、アート作品にするなど、大笑いしながらどんどん面白い発想が飛び出していました。

あっという間に2時間が過ぎ、この時間で多くのチームが一気に前に進んでいました。
「このままだったらどうなることかと思いましたけど、生徒たちはやればできるんですねえ」と先生もほっっとしたように、笑顔でおっしゃっていました。

明日の授業でも組み立てを進め、次週はまずリハーサルをやってみることになりました。
そこからさらにブラッシュアップして、11月初めに本番を迎えます。