今回の授業では、次週行われるリハーサルと月末の発表会本番に向けて、作品づくりを進めていきます。
この日、森光子を主人公に選んだ「京都」チームのメンバーの多くが、「アメーバピグ」というインターネットサービスを使っていました。
「森光子さんについてどう思った?」とメンバーに聞くと、「いろいろ調べたけど、あんまり情報がなかった」とのこと。すると、それを聞いていた他のメンバーが、「そうだ、アメーバピグで森光子さんについて聞いてみよう」とネット上で質問をすると、その場でどんどんコメントが返ってきました。
この様子を見守っていた先生は、「関係ないことをしているようだけど、それを作品づくりに活用していく、つなげていく発想力はすごいですね!」と驚いていらっしゃいました。
フジコ・ヘミングの「HIBISCUS」チームでは、フジコが母親によって強制的にピアノを習わされていたことを知ると、「自分も親からあれこれとおしつけられるけど、本当にいや」と共感。
それを聞いた別のメンバーが、「けど、最初は無理矢理でも今もピアノを弾いてるんだから、結局フジコはピアノが好きなんじゃないの?」という意見も出て、その後は、「自分たちの将来をどうしたいか?」という話に発展していきました。
そんなやり取りの中で印象的だったのは、「はじめるきっかけは何でもいいのかもしれん。こうやって最終的に自分の好きなことができているのは幸せなことかもなあ」というひとことでした。
他のチームもロールモデルの人生を紐解きながら、自分たちの人生にも通じる何かを見つけていたようでした。
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