DXハイスクール・情報科の取り組み

DX加速化推進事業(DX ハイスクール)
に採択されました!

令和6年度高等学校 DX加速化推進事業(DX ハイスクール)

文部科学省の高等学校DX加速化推進事業「DXハイスクール」採択校である本校は、情報教育に力点を置き、単なる情報機器操作の習得にとどまらず、将来社会を牽引するデジタル人材の育成を目指しています。DXハイスクール採択という新たなステージを迎え、華頂女子高校は、さらなる飛躍を目指し、新たな挑戦を続けていきます。探究的な学習を基軸に、生徒一人ひとりの主体的な学びをサポートする環境を構築することで、将来社会を牽引するデジタル人材育成を加速させていきます。

華頂女子高校の情報教育は20年の歴史があり、知識習得のみならず、将来社会を担う人材の育成を目指した革新的な取り組みを行っています。情報と探究学習を軸とした高大連携にも積極的に取り組んでいます。生徒の興味関心を高める教材開発に常に努め、3年間を通して、生徒一人ひとりの可能性を最大限に引き出す授業を展開しています。

時代を見据えた情報教育の歴史

本校は必修科目「情報Ⅰ」に加え、2年生「キャリアデザインⅠ」、3年生「キャリアデザインⅡ」のほか、メディア情報履修系モデルコースの生徒が受講する「メディア情報演習A」、「メディア情報演習B」など、多くの情報系科目を設置しています。華頂の情報教育の歴史は古く、2003年度に教科「情報」がスタートした翌年度に情報コース(当時)を設置。以降、一貫して情報教育に力を入れています。コース設置当初はパソコン関連の資格(マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)、日本語ワープロ検定、情報処理検定(表計算)など)取得を目指していましたが、生徒たちの表現力や創造力、チーム力、プレゼンテーション力を引き出すことを目的に、新たなコースや科目を設定しました。2007年度には、専門講師(芸術分野)や企業との共同授業をスタートさせました。

  • 3DCG 作成用ソフトウェアBlenderを使って3D のモデリング、レンダリング
  • Adobe IllustratorやPhotoshopを使ったグラフィックデザイン
  • 脚本、出演者オーディションなどもすべて生徒主体で取り組む映像制作
  • LEDをかわいく光らせる作品作りでプログラミングに入門
  • 京都で活躍するアーティストへのインタビュー記事を含む雑誌制作など

本物の教育力を持つこれらの授業は、生徒たちに大きな学びを与え、現在も授業にも生かされています。このような授業を実現できたのは、その当時から授業に協力してくださっている同志社女子大学、京都ノートルダム女子大学の先生方をはじめ、多くの企業のみなさまのご協力によって実現したものです。これまでの情報教育をさらに充実したものにするため、令和6年度高等学校 DX 加速化推進事業(DX ハイスクール)に申請し、採択校に選ばれました。京都の女子校ではたった2校しか選ばれていない事業に採択されたことで、これまでの約20年の取組みを今年度以降さらに充実したものにしていきます!

学んだ知識を様々な分野に生かせる
メディア・情報系履修モデルコース

本校は2年生から選択できる4つの履修モデルコースがあり、その1つにメディア情報系履修モデルコースがあります。メディア・情報分野に関心を持っている方はもちろんですが、将来まだ何をしようか迷っている人でもメディア履修モデルコースで学んだ知識が基盤となっていろいろな分野で活躍できるコースです。20年以上の歴史を誇る華頂の情報教育が、コースでの学びを力強くサポートします!

【 専門性の高い内容の履修 】

情報処理、メディア表現、Webデザイン、プログラミングなど、メディア・情報分野に必要な専門科目を履修することができます。これらの科目を学ぶことで、メディア・情報に関する知識とスキルを身につけることができます。

【 実践的な学び 】

校内外企業や団体との連携プロジェクトや、インターンシップなどの実践的な学びの機会が充実しています。これらの活動を通して、実践的なスキルを身につけることができます。

【 学校外とつながった学び 】

総合華頂探究では同一法人校である京都華頂大学現代生活学部生活情報学科の高大連携授業を受講することができます。
また高大連携校である京都ノートルダム女子大学社会情報学環との連携授業では、大学生が学ぶ「AIとデータサイエンス入門」の内容の一部を高校の授業で学ぶことができます。大学教員による特別講義やワークショップもあり、専門性を深めることで、大学レベルの知識や研究に触れています。授業を通して学部学科への興味関心を持つ生徒もおり、本コースはスムーズな大学進学と、専門分野での学びへの架け橋となっています。

生徒の創造力を引き出す教材での
プログラミング学習

選択科目メディア情報演習の授業で、京都ノートダム女子大学社会情報学環とコンピュータ・ソフトウェア会社であるWolfram Research, Inc.のサポートを受けながらプログラミングの授業を行っています。

〈 Wolfram Research, Inc.〉
Wolfram Research, Inc.はアメリカ合衆国イリノイ州シャンペーンに本社を置くコンピュータ・ソフトウェア会社です。Wolfram言語※をベースに、アルゴリズム、知識ベース、AIテクノロジーを統合したさまざまなソフトウェアを開発しています。

※Wolfram言語とは…広範で奥深いアルゴリズムと、組込みの計算知識を利用し、30年以上に渡って開発された、世界初の人間とAIの計算コミュニケーション言語です。

授業の一部を紹介します!

  • 文学作品でワードクラウド

    データ可視化の実習として、文学作品のテキストデータを活用し、ワードクラウドを作成しました。ワードクラウドは、テキストデータ内の単語の出現頻度に基づいてサイズを調整し、視覚的に表現する手法です。一般的なワードクラウドは、四角形や円形などの形状で作成されることが多いですが、Wolfram言語では、多様な形状を用いたワードクラウドの作成も可能です。学生たちは、文学作品のイメージに合致する形状や色彩を用いて、芸術作品のような見事なワードクラウドを制作しました。

  • きのこの山、たけのこの里をつかって機械学習のしくみを知ろう!

    「機械学習」のしくみについては、チョコレートのお菓子「きのこの山」と「たけのこの里」を見分けるAIアプリを作りました。

「創造性の発揮できるワードクラウド制作」や
「チョコを使った機械学習プログラミング」を学んだ生徒の声
Aさん:
最初は慣れなくて不安だったけど、エラーを克服するために友達と協力したり調べたりして、解決できた時は達成感がありました。プログラミングはなんでもできることが分かって、もっと勉強したいと思いました。
Bさん:
ワードクラウドを通して、たくさんの本や曲に出会うことができました。好きな曲の歌詞に注目して作品を作ったので、今まで気づかなかった魅力を発見できて、とても興味深かったです。
Cさん:
実際にチョコレートを使ったプログラミング課題では、プログラムがうまく動かず苦戦しました。けれど、完成に近づくにつれて自分なりのアレンジをするなど楽しい作業ということではかどりました。
Dさん:
Wolfram環境でのプログラミングは初心者でも使いやすいものでした。先生に教えてもらいながら最後まで作品を作ることができて、とても良かったです。
Eさん:
単に頻出の文字を大きく表示するだけでなく、色、フォント、形に至るまでプログラムで自由に表現できることに感動しました。
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