企業インターン体験
2011.6.29

パソコン教室で、企業との面談のための準備を行います。
この日、2年生は試験中のため、3年生のみの授業です。


「インターン先の企業がどんな企業なのか、パワーポイントでまとめてみてください。調べたことを咀嚼した上で、どんな質問をするか、何を伝えたいかをチームで話し合ってくださいね」と先生が伝えます。

各チーム、意気込み、インターンする理由、質問などを考えていきます。


大塚製薬のホームページで社長の写真を見つけた生徒は、「社長ってもっと怖いイメージあったけど、すごい優しい顔をしているなあ」と、社長の挨拶をじっくりと読み込んでいました。

売れ行きベスト3の商品を調べているチームや、オロナインH軟膏を使った鼻パックの記事を見つけて、「今度やってみよう!」と言っているチームもありました。


ファミリーマートでは、“ファミ吉”というキャラクターを見つけ、それに絞って調べているチームがありました。「いろんなコンビニがあるけど、“ファミマらしさ”って何やろう?他と違うファミマの強みって何やろうね?」と話し合い、「面談の時にぜひ聞いてみよう!」と張り切っていました。
みずほチームは、みずほフィナンシャルグループには銀行以外にもいろんなグループ企業があることを知り、それぞれがどんな会社なのかじっくり調べていました。このワークの担当者の部署を見て、「CSR貢献室って何をするところなんやろう?給料とかも聞いていいのかな?」と相談。

新聞のつくり方や取材の時の心がけなどをインターネットで調べて、「新聞のこと、かなりわかってすごく興味を持てた!」と自信満々に話す読売新聞チーム。「新聞ができあがるまでたいへんなこともわかった!面談ではさらに詳しく聞いてみたい」と言っていました。
インターネットで調べるうちに、面談で聞こうとしたことが解決してしまうチームもあり、もっと自分たちらしい、誰も聞けないような質問を考えようと頭をひねっていました。

あと1回の授業で1学期の取り組みは終了。
次回は、2学期すぐのグループ面談に備えて、さらに準備を進めていきます。

「ここ最近の様子から、生徒たちはとても飲み込みが早く、手際もいいのがよくわかりました。素早く、しかも深いところからしっかりとまとめてきている。面談に向けて、だんだんと企業のことが体に染みてきているようです。2学期の面談がとても楽しみです」と先生。

今回は、関西大学の学生も見学に来ていました。
生徒に話しかけられた大学生が、「銀行には日本4大メガバンクというのがあって、そのひとつがみずほ銀行なんだよ」と伝えると、「へえーすごい!確かに有名やもんなあ」と驚くシーンもありました。

授業後その大学生は、「自分たちでこうして手探りで徐々に知って、前に進んでいくというのはとてもいいですね。怖いものなしだけど不安もある、そんな高校時代の自分を思い出しました。きっとこの後もみんなすごい体験をするんでしょうね」と感慨深そうに話していました。