花まつり

5月8日にお釈迦さまの誕生を祝う花まつりの行事がありました。

その際、校長先生から「スキーマ」についてのお話をいただきました。スキーマとは、経験を通じて無意識に形成される思考の枠組みのことです。スキーマが一致していると共感しやすくなりますが、ずれが生じると、会話がかみ合わず理解し合えないことがあります。

そこで、劇作家・演出家の平田オリザさんが述べているように、「自分と価値観やライフスタイルの違う他者と接触する機会を、シャワーを浴びるように増やすこと」が重要であり、「わかりあえない」ことをお互いに理解し、その違いを楽しむことで新しい視点やアイデアが生まれる可能性が出てきます。

育った環境が異なる中で生きているので、スキーマが違うのは当然です。それを理解しながら他者と関わることの大切さを感じました。きらいや合わないで済ませるのではなく、違いを楽しむことが、より豊かな人間関係を築く鍵となるのではないでしょうか。

 
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